2019.11.14更新

味覚障害は、フレイル(虚弱)の入口といわれ、

フレイルサイクル

味覚障害→食欲の低下→接食量の低下→低栄養→サルコペニア(筋力、筋肉量の減少)→

→基礎代謝量の低下→エネルギー消費量の低下→食欲の低下→接食量の低下→ 

となるサイクルのスタートになってしまう可能性があります。

 

このサイクルに入らないようにすることで、健康長寿を支えることが歯科の役目です。

 

 

 

                         院長 西本

 

 

 

 

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.10.28更新

 味覚は、口腔内にある味蕾という組織を通して感じます。

味蕾は舌に多く存在し、舌の、有郭乳頭、葉状乳頭、茸状乳頭に存在します。

糸状乳頭には存在しません、糸状乳頭は角化組織で味を感じず触覚を感じます。ネコでよく発達してます。

 有郭乳頭、葉状乳頭、は舌の奥の方に存在します。

大臼歯で噛みしめられ、絞り出された食物成分が舌の奥の方に押し込まれるのでここで感じます。

 また、味を感じるのは舌だけではないのです。

味蕾は、舌に70%存在しますが、他にも 軟口蓋に5%、咽頭~喉頭に25%存在します。

 ビールやお蕎麦の、のど越しの味も、咽頭~喉頭のここで感じるのです。

 

                           院長 西本

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.10.11更新

台風19号接近のため、10月12日(土)は、 休診させていただきます。

突然で申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.09.20更新

 先日、松本歯科大学歯科放射線学講座 主任教授の田口 明 先生による

「歯科医院における骨粗鬆症患者スクリーニングと骨粗鬆症患者における顎骨壊死対策」を、聴いて参りました。

 日本全国で歯科医院に受診されて治療目的に撮られる年間のパノラマX線写真は1000万枚にもなると言われています。そのパノラマX線写真を用いて骨粗鬆症のスクリーニングが可能になってきました。

 日本では概ね50歳以上の女性では骨粗鬆症のリスクが高いと言われています。それは骨代謝に関わるエストロゲンが減少し、エストロゲンが欠乏すると全身の骨密度の低下により顎骨の骨密度が減少するからです。

 歯科で撮影されたパノラマX線写真の下顎骨に特有な所見がみられた時には、高い確率で骨粗鬆症の可能性があります。

歯科医師が骨粗鬆症のリスクを早期に発見して、医科への受診を促すことは、骨折のリスクを減少させ、健康寿命を延伸させ社会貢献に役立つものでもあります。

歯科が骨粗鬆症による骨折を未然に防ぐことが可能になるのは、大変意義のある事だと感じました。

 骨粗鬆症患者における顎骨壊死対策については、

BPまたはデノスマブによる治療中の患者さんに抜歯をする場合、最新の骨粗鬆症学会と口腔外科学会の合同シンポジウムでは休薬は効果なしと結論され、抜歯前休薬(予防的休薬)は無しとされたそうです。

 デノスマブ休薬による多発骨折の症例も示され、休薬に疑問が出てきました。今後、さらなる情報収集していきます。         院長 西本

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.09.05更新

 年に何回か、本院のスタッフと分院のスタッフで親睦会を行っています。

前回は、はとバスツアーで筑波山に行って参りました。

 何故か早朝の池袋集合で、始発電車に乗り遅れるとバスが発車してしまって置いて行かれるサバイバル状態。

路線が違うスタッフの中には、電車遅延の人もいてスタートからドタバタ。

 しかし、あんな始発電車なのに、池袋の学校に通う子供たちが大勢いて驚きました。

 筑波山では理事長と山頂まで行ったり、私は楽しかったですが、女子スタッフは山ガールでは無かった様で、ロープウェイまで...

食事は筑波牛のお肉をいただき大満足!おいしかったです。

ミカン狩りも体験しました!!。ミカンは色々な種類があって。果樹園も筑波が北限だそうです。

 帰りに筑波のJAXAも見学できて、男達は大興奮!!

今考えると、男性が楽しい内容でした。反省しています。     院長 西本

 

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.08.16更新

 先日、高齢者の歯科治療についての講演を聞いてきました。

現代の超高齢化時代において、舌が大切な事が良くわかりました。

 舌は、咀嚼時に食塊を作り、飲み込むことにすごく重要な役割をしています。

加齢とともに舌の運動機能は低下します。男性は女性に比べて運動能力が急激に低下することがわかってきました。

 男性は寡黙でおしゃべりをしないからかもしれません。積極的にお話するようにしましょう。

 高齢者は、筋肉の減少、筋力の低下により。舌の高さが下がり、喉も広がり、嚥下時に誤嚥を起こしやすくなります。

 舌を鍛えることで、舌圧を維持し、舌の機能低下を予防し、誤嚥性肺炎を予防することが、長生きの秘訣です。

                         院長 西本

 

 

 

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.07.16更新

 先日、健康保険の治療で使用できる、歯周組織再生剤リグロスの講習会に参加して参りました。 

 

 遺伝子組換えヒト塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF, FGF-2)製剤「リグロス」は2016年12月から日本国内で販売が開始された歯周組織再生剤です。

 

 リグロスが画期的な点は,世界初の「歯周組織再生医薬品」であることと保険適応であるということです。

 

  歯周組織再生剤リグロスを用いた外科処置は、歯周外科手術の際に、歯周病に侵された歯根表面に細胞を増やす成長因子を主成分とした薬品を用いて、破壊された歯周組織の再生を図る治療法です。

 

 リグロスは歯周組織欠損部の未分化間葉系細胞、歯根膜由来細胞に対して増殖促進作用を示すとともに血管新生を促進します。これらの作用により増殖した細胞は骨芽細胞、セメント芽細胞へと分化し、歯槽骨、セメント質及び歯根膜の新生や結合組織性付着の再構築により歯周組織が再生されます。

 

 歯周病で歯槽骨が破壊されてしまった部分に、今までは難しかった骨の再生を望むことが可能になる時代がやってきました。         院長 西本

 

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.07.04更新

 

プラークは非常に多くの菌種から構成されています.しかし,すべての菌種に 歯面へ付着する能力があるわけではありません.プラークは,下記のいくつかの 段階を経て成熟していきます.

①‌ ‌ 歯面に付着する能力をもった菌種(早期定着細菌群,レンサ球菌など)が歯面に 定着 

②‌ ‌ 歯面には付着できないが,すでに歯面に付着している菌種と結合することので きる菌種が積み重なる

③‌ ‌ さらに表層の菌種と結合できる菌種が次々とプラークの一部として集まってく る(共凝集)

 

歯肉 縁下プラークは,以下の3つのゾーンに分かれます.

 ①歯面に付着しているプラーク  ②上皮に接触しているプラーク  ③上記の2つの間にある細菌密度が疎な部分(非付着性プラーク)


 病原性の強いレッドコンプレックス

ソクランスキー(Socransky)らは,歯肉縁下プラークを構成する菌種を分析し, 6つのグループに大別できることを示しました.さらに,歯周組織が健 康な被験者と歯周炎の被験者の菌種を比較し,歯周炎ではオレンジコンプレック スとレッドコンプレックスが有意に増加していることを明らかにしました. このレッドコンプレックスは,上皮に接触しているプラークに相当すると考えら れます.レッドコンプレックスに含まれるP. gingivalisは,軟組織に侵入するこ とが確認されており,歯周組織において強い病原性を有するとされています.red

 



投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.06.12更新

先日、横浜で行われた咬合育成の講演会に行ってまいりました。

 お口の中の歯並びは、その発育段階により、乳歯列期、乳歯が永久歯と生え変わる混合歯列期、永久歯列期に分けられます。

最終的な永久歯列期に歯並びが悪くならないよう、乳歯列期、混合歯列期と経過を追っていくことが大切です。

 乳歯列期で注意すべきことは、上下の前歯が接触しているか、歯と歯の間に隙間があるか、かみ合わせの上下の被さり方が正常か、上下の真ん中が一致しているか、などです。

 混合歯列期では上下の前歯が交換する時点で、重なってないか、かみ合わせの被さり方が正常か、上下の前歯が接触しているか、乳犬歯が残っているか、上下の真ん中が一致しているか、などです。この時期が正常なら、正常咬合になる可能性が高いと考えられます。

 きれいな歯並びを獲得するためには、子供さんが小さな時から、歯医者さんで、チェックしてもらうことが大切です。

                   院長 西本

 

 

 

 

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

2019.05.17更新

 歯周病の講演会に行ってまいりました。

歯周病はMicrobiome(細菌叢)の、Microbial shift により 正常な低病原性の細菌叢が異常な高病原性の細菌叢に変化することで発症します。

日本人の成人の77%が歯周病、38%が歯周病治療が必要、10%が深刻な歯周病と言われています。

 子供は無菌的に生まれてきますが、成長とともに口腔には、様々な細菌が住み着きます。

18歳以降に、PG菌という、歯周病的にかなりの悪さをする細菌が定着する様になります。(それ以前の年齢ではどうも定着しないらしい)

どこからともなく?接触感染します(笑)

この時に防御できるかが、その後の歯周病との一生を決めます。なかなか難しいですが。

 歯周病と戦うには、プラークが時間をかけて病原性を高めるので、 そこをたたくために、年に数回のプロフェッショナルオーラルケアが大切です。

定期的に歯医者でクリーニングを受けましょう。         院長 西本

 

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

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